Q&A
花たちばなのなぜ・どうして?
●身近な大人との信頼関係を大切に
乳児期は特定の大人との関係を築くことが大切です。特定の大人との信頼関係が子ども自ら、環境に関わろうとする意欲の基盤になります。
いつも同じ保育者が、主に食事などの生活面に丁寧に関わることで大人との愛着関係、信頼関係を築き「大切にされてる。」と実感します。そして、自分を取り巻く大人に信頼関係をもち、基本的生活習慣を身につけます。このように情緒が安定すると、子どもは自分が生きていく世界に安心感をもつようになります。
また、特定の大人が関わることにより、その子どもの食事の様子や体調の変化、成長の過程など、より一層把握でき、より丁寧な対応ができることが期待されます。
●子ども達のワクワク・ドキドキを大切に
異年齢保育とは3・4・5歳児がともに一つのクラス(ファミリー)で生活や遊びをする保育です。昔は異年齢で遊ぶことにより、自然に培われた、ルールや秩序といった社会性が現代では子どもたち同士、公園で遊ぶという姿はあまり見られなくなり、自分たちであそびを展開する機会が損なわれつつあります。
当園では、異年齢での生活を意図的に作ることにより、年下の子どもたちへのいたわりや思いやりの気持ちをもち、年上の子どもに対し、活動のモデルとして憧れの気持ちをもつなど子ども達のお互いの心の成長や社会性を育てます。子ども自身が「これをしてみよう」「これをしたらもっと遊びが楽しくなるかも」と考えて、対話しながら、ワクワク・ドキドキしながら遊んで欲しいと思っています。
子どもたちはキャラクターが大好きです。現代では商業目的とした様々なものが子ども達の周りには溢れています。遊びの中でも架空の人物になりきり、時には無用のトラブルも起こります。
また、暴力的なシーンの多いアニメなどは、青少年の若年化と凶悪化にも関連するのでは・・・と問題視する声も出ています。
当園は決して、アニメやテレビを否定しているのではありません。せめて、園にいる間は、それらに影響されない、子どもたち自身で遊びを考え、人と人との関わりの中でじっくり遊びこめる子どもに育って欲しいと思っています。
園としての持ち物や衣類はできるだけ無地かシンプルな物をお願いいたします。
園の考えをご理解いただき、ご協力よろしくお願いいたします。
当園では、子ども同士のトラブルでケガをした場合(ケガをさせてしまった場合も含む)は園内で起こったこととして、保護者の方にケガの経緯や処置、子ども達の解決の様子をお伝えし、相手の子どもの名前はお伝えしておりません。
ケンカやトラブルも子どもにとっては学びの場です。年齢にもよりますが自分の思いをぶつけ、相手の思いを受け入れながら、子どもは社会性を身につけていきます。
私たち保育者は、人を傷つけるような行為の場合は制止しますができるだけ子ども同士で話ができるよう、仲立ちをしたり側で見守るような関わりをしています。
乳児のケガ(噛みつき・ひっかきを含む)の場合は上手く言葉で伝えられなかったり、自我の芽生えなど成長の過程の中で生じるものだと捉え、双方の保護者の方には状況のみ説明させていただきます。私たちは「誰がした」のではなく「なぜしたのか」という子どもの心の声を保護者の方と一緒に考える保育を心がけております。
子どもにとって園の生活は、周囲の環境や保育者、子ども同士の育ちあいの中での「遊び」が中心です。大きな行事としては「親子うんどうあそび」(3・4・5歳児)「フェスタ」(3・4・5歳児)「乳児フェスタ」(0・1・2歳児)があります。
これらの行事は、練習をして詰め込むやり方ではなく、日々の生活・あそびの延長として、子どもたちが笑顔でのびのびとお家の人の前で表現できることを重視しています。
また、「乳児フェスタ」では、普段の様子をスライドで観てもらうことにより、子ども達の園での様子や保育の様子を保護者の方にも理解していただき、安心してお子様を預けていただける保育を心がけております。